アマランサス
アマランサスについて
アマランサスは、ひえ、あわ、きびなどの雑穀類ともよく似ていますが、厳密にはイネ科の雑穀ではなく、疑似雑穀です。インカ帝国の時代から、食用にされており、 江戸時代に、観賞用として日本に伝わりましたが、東北地方の一部では食用にもされてきました。 同じ疑似雑穀のキヌアと同様に、宇宙食としても高く評価される程栄養価の高い食品です。 国内でも栽培されており、生産量日本一の岩手県では、アマランサスのキャラクターを作ってしまう程、推している食品です。 食べ方も、白米と一緒に炊くだけでいいので、白米文化の日本人は、手軽に食べる事ができる食品です。 カルシウムや鉄や食物繊維を豊富に含んでいるので、普段の食事に是非とも取り入れたい食品の一つです。 中でも、食事から摂取しにくい亜鉛が豊富なのも特徴で、肌荒れや脱毛対策にも良いとされています。

美容と健康をサポート
アマランサスは、ひえ・あわ・キヌアなどの雑穀や疑似雑穀と比較しても栄養価が高く、ビタミンE・ビタミンB群・パントテン酸・ビオチン・葉酸・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・マンガン・必須アミノ酸・食物繊維などの栄養素がバランス良く含まれています。
アマランサス大さじ1杯分のカロリーは、わずか54kcalです。
キヌアと同様に、セリアック病(グルテンアレルギー)の人の食事療法にも使われることがあります。アマランサス自体にアトピーやアレルギーを改善するほどのパワーがあるわけではありませんが、このような体質を持っている人にも安心してお召し上がりいただける食品です。
食物繊維が豊富に含まれているので、デトックスや便秘解消に、貧血対策に、美肌作りにと美容と健康、ダイエットをサポートしてくれます。
鉄分は、女性に多い貧血対策として、積極的に摂らなければならない成分です。 日本人女性の半分が、鉄欠乏症による貧血または、貧血予備軍とも言われています。 貧血といえば、立ちくらみを思い出しますが、それよりも怖い症状がたくさんある事はあまり知られていません。 昔に比べ、若い人でも不妊治療に通う人も増加しておりますが、貧血が不妊や流産の原因になる事もあるのです。 鉄分が不足すると、子宮を妊娠しやすい状態に導く黄体ホルモンの分泌が低下したり、貧血を原因とする生理不順になる事もあります。 また、白血球が作られなくなる事で、病原体への攻撃力が低下し、感染症にかかりやすくなる等の健康面においても悪影響がでてきます。 更に、食道の粘膜の細胞が増えず、固形物の飲み込みがこんなにになったり、脳に影響が出て味の好みが変わる他、神経伝達物質に影響が出て幻覚を見るようになる事もあります。 このような症状は、最悪命に関わる事もあるので、たかが貧血と軽視しない事が重要です。 症状が進行してしまった場合、鉄分をきちんと補っても、改善までに数ヶ月から半年程度かかる事もあるので、症状が出なくても、日頃から積極的に摂取するよう心がけなければいけない成分なのです。 アマランサスはこの鉄分を豊富に含んでいるので、日常的に食事に取り入れる事で継続的に摂取できます。
亜鉛は、普段気にかけずに食事をしていると、不足しがちな成分です。 亜鉛が多く含まれる食品には、牡蠣・レバー・さんま・ささみ肉・アーモンド・カシューナッツ・たらこ・ホタテ・アーモンドがあります。 好物というわけではなければ、日常的によく食べたり、たくさん食べるという事もない食品かもしれませんので、不足しがちになるのも仕方ありません。 亜鉛は、肌荒れ対策や、抜け毛対策として効果に期待できるという理由だけでも、摂取しておきたい成分ですが、それだけでありません。 亜鉛が不足すると、免疫力が低下してしまいますし、男性の生殖機能にも影響が確認され、不妊にもつながりかねない、研究結果が出ています。